DB-32デジタル・オンエア・コンソール
DB-32 Digital On-Air Console |
主な特長 |  | オタリ「DB-32」は放送局用のネットワーク接続にも対応したデジタル・オンエア・コンソールです．
48 kHz内部クロックまたは48 kHz外部クロックに同期して動作し，デジタル入出力（12 AES入力および8 AES出力）は32〜96 kHz動作をサポートします．
デジタル入出力はサンプル・レート・コンバーターを介します． | - 豊富かつ柔軟な入力構成：DB-32は24本のチャンネル・フェーダーを装備しており，さまざまな入力に対応できます．また，すべてのチャンネルにA/B入力切替機能を装備しており，A/Bのそれぞれに
・マイク入力8系統
・ステレオ12系統とモノラル4系統のアナログ・ライン入力
・12系統のAES/EBUデジタル入力（4系統はSPDIFに割り当て可能）
の中から任意の入力系統を割り当てられます．また，操作部はユニット構成になっており，スタジオに合わせて配置を変更できます（一部に制約があります）．さらに，チャンネル・コントロール・ユニットは，オンエアを継続したままでもユニットの取り外しが可能なホットスワップ対応になっています． - イージー・オペレーション：先進のデジタル・テクノロジーをベースに，煩雑な設定を必要としないアナログライクな操作感を実現．そしてデジタルならではのさまざまなモニター制御機能やメモリー機能によってイージー・オペレーションを達成しました．また，コンソール自体を一体化しましたので（電源部を除く），設置・移動が容易です．
- 全デジタル入出力にサンプル・レート・コンバーターを標準装備：すべてのデジタル入出力にはFS-96で定評のあるサンプル・レート・コンバーターを標準装備．32 kHz〜96 kHzの範囲であれば接続する機器のサンプリング周波数を気にする必要はありません（本機内部の信号処理は48 kHzサンプリングで行われます）．
- ワンマン・オペレーションを可能にする豊富な機能：放送用コンソールに求められるワンマン・オペレーション機能．各種モニタ制御機能やメモリ機能など，DB-32の洗練された性能がワンマン・オペレーションを強力にバックアップします．また，ツーマン・オペレーションをも考慮しており、さまざまなオンエア形態に柔軟に対応します．
- きめ細かでスピーディなセッティングをデジタルで実現：DB-32の内蔵メモリーには50個のスナップショット（フェーダーとチャンネルの設定），20個のプロジェクト（コンソール・コンフィギュレーション）を記憶させることができます．メモリはボタン1押しの簡単な操作で即座に呼び出すことができ，迅速なセッティングが可能です．また，RS-232ケーブルを使ってDB-32を外部のPCに接続すれば，プロジェクト，スナップショット，GP I/O等のデータをデータ・ファイルとして保存することも可能．データ・ファイルがあれば，別のスタジオでも希望のセッティングを呼び出せます．
- 外部制御が可能：GP I/Oによる外部接続機器からのコントロールが可能です．
- トークバック機能：TEL，N-1，AUX，STUDIOの各バスへのトークバックがコンソールから制御できます．
- 事故のリスクを減少させるフェイル・セーフ：指定したボタンをロックすることができるスイッチ・ディスエーブル機能が誤操作のリスクを低減します．
- 万が一にも備えるエマージェンシー・ボタン：限りなく確率の低いリスクをも視野に入れる，それがオタリのクオリティ・コンセプトです．万が一のトラブル時には，エマージェンシー・ボタンでマイク入力2系統とステレオ・ライン入力1系統をアナログのままプログラム出力にダイレクト接続して，瞬時に最小限の出力を確保できます．DB-32の再起動に要する時間はわずか10秒．十分な対応への余裕が生まれます．
- 二重化電源に対応（オプション）：もう1台電源ユニットを追加することによって電源ラインが二重化されて安全性がさらに高まります．
- オーディオ・ネットワーク機能を内蔵可能（オプション）：mLANネットワーク機能を内蔵可能．32チャンネル分の入力を受信．PGM，N-1，TEL，STUDIO，GUEST，AUXの各出力バス（20チャンネル）を送信できます．mLANはヤマハ株式会社の商標です．
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