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LW-10オプティカル・ワイヤリング・システム
LW-10 Optical Wiring System
参考資料(この製品の製造・販売は終了しました)
製品概要 | 仕様
製品概要
LW-10
オタリLightwinder「LW-10」シリーズは,現在アナログ信号で行われている音声や制御信号の伝送を光ファイバー・ケーブルを使ったデジタル通信に置き換えるシステムです.
LW-10シリーズはコンサートやミュージカル等の舞台での使用を想定してコンパクトで使いやすいように設計されており,映像伝送オプション“Analog Link”により,さらに活躍の場は広がります.
 
LW-10シリーズには「LW-10S Stage Master」と「LW-10C Console Master」の2機種があります.
LW-10Sは音源近くに置かれ,マイクやライン・レベルの信号源から最大48チャンネルまでのアナログ音声信号を受けてそれを20ビットのデジタル音声信号に変換して光ファイバー・ケーブルを介してLW-10Cに送ります.LW-10SにはLW-10Cから送られてきた16チャンネルの出力もあります.
LW-10Cはコンソール脇に配置され,LW-10Sからのデジタル信号を光ファイバーで受けてそれを48チャンネルのアナログ音声信号に戻します.デジタル信号はオプションのスルー出力を使えば他の機器に分配できます.舞台への戻し用にLW-10Cは16チャンネル分のアナログ入力を備えています.

 
主な特長
  • 重くてかさばるスネーク・ケーブルに代わって,光ケーブル2本の接続 ― 敷設・撤収時間の短縮や省力化が行えます.
  • LW-10Sの高信号レベルのアナログのパラレル出力はスプリッターとして使用可能.舞台からの信号をLW-10Sで分岐してモニター・コンソールに送り,それをミックスしてステージ・モニターに送ることができます.
  • 伝送距離が長くなるとアナログ方式の場合はケーブル・ロスが顕著になりますが,本システムを用いればケーブル長が3 kmであっても鮮明な音を伝えることができます.
  • A/Dボードにはヘッド・アンプ,ファンタム電源,マイク/ライン・トリムを装備.舞台袖にマイク・アンプが付きますので,早い段階でゲインを稼げるようになり,なおかつ外来ノイズに強い光ファイバーでのデジタル伝送となります.
  • D/Aボードには0 dB,-10 dB,-20 dBのパッドを装備.A/D変換での音質を上げるためにゲインを高く設定しても手元でゲインを絞って適正値の出力が得られます.
  • LEDによる入力レベル・チェック(プレゼンス,警告,クリップの表示)が可能.12セグメントLEDレベル・メーターとヘッドホンによる伝送チェックもできます.
  • 内蔵オシレーターを使った基準レベル設定が可能.ユニット間でのチェックの他に,アナログ入出力を接続してのセルフチェックも行えます.
  • 二重伝送回線による高信頼性.メイン回線が万一動作しなくなってもサブ回線が機能します.電源も同様に二重に持っています.電源動作状態のインジケーター付き.