トップへ戻るhome
LW-55オプティカル・ワイヤリング・システム
LW-55 Optical Wiring System
参考資料(この製品の製造・販売は終了しました)
製品概要 | 仕様
製品概要
lw55.gif
オタリLW-55は従来のアナログ信号による音声信号や制御信号の伝送を光ファイバ・ケーブルを用いたデジタル通信に置き換えるマルチチャンネル・ワイヤリング・システム「Lightwinder」シリーズの第3世代機です.ユニットを光ファイバー・ケーブルで接続すれば複数ポイント間での信号伝送が可能(最大16台).1システムで双方向(上り・下り)それぞれ最大64チャンネルを扱うことができ,24ビット・96 kHzの高品質な音声信号を伝送できます.
LW-55の信号処理部はモジュール化されており,取り扱う信号の種類に応じて入れ換えて運用できます.各スロットにはA/D,D/A,AES/EBU IN/OUT,Mic Ampの各音声処理モジュールを装着できます.LW-55システムの設定はPC(Windowsベース)上の専用アプリケーションから行います.双方向64チャンネル(合計128チャンネル)の信号のルーティング,各チャンネルの調整や設定,モニタ機能などを一括して管理できます.PCから行った設定は内部のバッテリー・バックアップ式のメモリーに保持されますので,設定完了後はPCを取り外した状態で運用できます.
主な特長
  • 最大16台まで接続可能:最大16台のユニット間で信号を送受信できます.信号のルーティングはPC上の専用アプリケーションから設定します.
  • 光ファイバー・ケーブルによる接続:ユニット間は光ファイバー・ケーブルで接続されます.デジタル信号を光ファイバー・ケーブルで伝送することにより,ケーブル・ロスや外来ノイズに影響されない鮮明な音声出力が得られます.
  • 2重化された伝送回路:光ファイバーによる信号伝送にはメインとサブの2重回線方式を採用しており,メイン回線に異常が発生すると自動的にサブ回線に切り替わります.
  • 2重化された電源を標準で装備:電源ユニットは2重のDC回路を採用しています.さらに,電源の2重化をAC入力から行って信頼性を高めています.
  • 24ビット96 kHzに対応:24ビット96 kHzに対応しており,高音質の伝送が可能です.また,入力にサンプル・レート・コンバーターを内蔵しております.
  • 信号処理部のモジュール化により多様な信号に対応:モジュール交換により,アナログ音声信号,AES/EBUデジタル音声信号の送受信が行えます.また,RS-422Aの送受信は本体に標準装備しています.
  • 外部同期運転が可能:ワード・クロックにより,外部機器との同期運転が可能です.
  • 電源ユニットの動作状態をモニター可能:電源ユニットの動作状態を本体正面の表示LEDとPC上の両方で確認できます.
  • マイク・クリップ表示を装備:マイク入力のいずれかのチャンネルでクリッピングが発生するとクリッピングを示すインジケーターがPC画面上に表示されます.また警告音を発するように設定することも可能です.
  • 本体正面に信号レベル表示機能を装備:本体正面に3色LEDによる信号レベル・インジケーター(プレゼンス/ワーニング/クリップ)を装備しています.
  • A/D,D/A変換部に高音質コンバーターを採用:A/D,D/A変換部には24ビット96 kHzサンプリングのコンバーターを採用しています.
  • マイク・アンプ・モジュールにヘッド・アンプとファンタム電源を装備:音源近くにマイク・アンプが付きますので,早い段階でゲインを稼げるようになります.
  • マイクのゲイン設定を遠隔操作可能:マイクのゲインの設定がPC画面上から行えるため,離れたところに設置したマイク・アンプのゲインを調整できます.
  • モニター機能を装備:各チャンネルの信号をPC上のレベル・メーターでモニターできます.
  • テスト・オシレーター内蔵:内蔵オシレーターを用いてモジュールの基準レベル調整と回線(ルーティング)チェックが可能です.
  • PCによる集中制御:専用アプリケーションを用いてPCからシステムの設定・モニターが可能です.また,システムの設定情報を事前に作成しておくことも可能です.
  • ターンキー・システムとしての利用:PCから行った設定は内部メモリーに保存されており,一度設定すれば電源を入れるだけで運用可能です.