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MR-30ミニディスク・レコーダー
MR-30 Professional MiniDisc Recorder
参考資料(この製品の製造・販売は終了しました)
製品概要 | 仕様
製品概要
MR-30
オタリ「MR-30」は,市販のミニディスクに音声信号を録音するためのラック・マウント型ミニディスク・レコーダーです.ステレオで74分,モノラルで148分の音声信号を1枚のミニディスクに録音することができ,放送局やプロダクション等での使用を目的として多彩な機能が搭載されています.
 
主な特長
  • オート・レコード・スタート機能:入力信号のレベルを検出して自動的に録音を開始します.入力信号の検出レベルは-36〜-72 dBの範囲で7段階で設定できます.この機能はオフにすることもできます.
  • オート・トラック・インクリメント機能:曲間の無音部分を検出してトラック・ナンバーを自動的にインクリメントします.無音部分の検出レベルは-36〜-72 dBの範囲で7段階で設定できます.この機能はオフにすることもできます.
  • ステレオ/モノラル録音:録音はステレオ(録音時間最長74分)またはモノラル(録音時間最長148分)のいずれかで行うことができます.
  • UTOC書き込みモード設定可能:UTOCの書き込みはオートとマニュアルのいずれかで行うことができます.オートの場合,録音/編集作業を行うと自動的にUTOCを書き込みます.マニュアルの場合,編集作業後のボタン操作でUTOCを書き込みます.
  • キュー・ポイント・サーチ:ディスク上の各トラックに対してキュー信号を五つまで記録でき,キュー信号の記録されている地点(“キュー・ポイント”)をサーチすることができます.
  • 多彩な編集機能:六つの基本編集機能(デバイド,トラック・イレース,オール・イレース,コンバイン,ムーブ,タイトル)に加え,A-Bイレース,A-Bインサート,キュー信号の編集が可能です.
  • 19インチ・ラック・マウント可能(3U):標準付属品のラック・マウント・アダプターを用いて標準19インチ・ラックに組み込むことができます.
  • 大型FL表示部と自照式押しボタンの採用:本機の動作状態を詳細に表示します.
  • セレクト・ノブによる簡単操作:トラック選択,キャラクター入力,操作モードの変更等は,セレクト・ノブを回して押すだけの簡単な操作で行えます.
  • ジョグ/シャトル・ダイアルを装備:ジョグ・ダイアルでは1サウンド・グループの精度でサーチ操作が行えます.シャトル・ダイアルではスキャン操作を容易に行えます.
  • プログラム再生機能:最大25トラックのプログラム再生が可能です.プログラムの設定により,各トラックを希望の順序で再生することができます.
  • 演奏モードと演奏終了モードを設定可能:演奏モードは連続(Continuous),単曲(Single),A-Bの3種類,演奏終了モードはストップ(Stop),ネクスト(Next),リキュー(Recue,単曲演奏モード時のみ)の3種類から選択できます.
  • オート・キュー機能:トラックを選択したときに,自動的に実際の音声開始地点を頭出しすることができます.音声信号の検出レベルは-36〜-72 dBの範囲で7段階で設定できます.この機能はオフにすることもできます.
  • エンド・モニター機能:スタンバイ・モード時にトラックの終了部分をモニターすることができます.モニターする長さは5〜35秒の範囲で7段階で設定できます.
  • エンド・オブ・メッセージ(EOM):再生中にトラックの終了地点が近づくと,EOMインジケーターが点灯して知らせます.EOMインジケーターが点滅を始める時間は,終了前5〜35秒の範囲で7段階で設定できます.
  • ピッチ・コントロール機能:再生速度を通常の+9.9〜-9.9%の範囲で0.1%刻みで変更できます.
  • インスタント・スタート:PLAYボタンを押してから0.01秒以内に再生を開始することができます.
  • ホット・スタート機能:最大20トラック分の音声開始地点の信号をメモリーに記憶させておき,キーボードやパラレル/シリアル・リモート・インターフェイスからのコマンドによって指定されたトラックの再生を即座に開始することができます.トラックのメモリーへのロードはオート・キューによるレベル検出で行います(プリセット・モードで-72,-66,-60,-54,-48,-42,-36 dBの中から選択します).この機能を利用してシームレス・ループ再生を行うことができます.
  • サンプリング周波数コンバーター:サンプリング周波数コンバーターの装備により,デジタル出力のサンプリング周波数を44.1 kHzのほかに32 kHzと48 kHzに設定できます.入力信号が32 kHzまたは48 kHzの場合,自動的に44.1 kHzに変換されて録音されます.
  • 豊富な外部コントロール端子を装備:シリアル・インターフェイス(RS-232C/RS-422A 切り換え可能,D-sub 9ピン)またはパラレル・インターフェイス(D-sub 25ピン)を介してリモート・コントロールが可能です.
  • アンドゥ機能:2回までの編集操作を取り消して編集状態を前の状態に戻すアンドゥ機能を装備しています.
  • SCMS:コピー禁止の制限を受けずに録音できます.コピー禁止コードの書き込みはオン/オフできます.
  • キーボードによる操作が可能:パネル前面にPS/2コネクターを装備しており,IBM-PC互換機用のキーボード(106キーボードに対応)が接続できます.再生,録音,プログラム入力,編集,ホット・スタート等の各種の操作が行えます.